長瀞・寳登山神社の表参道で、自分だけの陶芸作品が作れる「陶芸体験工房 一隅舎」
「ものづくり」に挑戦するのも、旅の楽しみのひとつではないでしょうか。作った作品を見て、旅の思い出を振り返るのもとても素敵な体験ですよね。
一隅舎は長瀞にある陶芸ができる体験工房です。初めて陶芸に挑戦する人も丁寧に教えてもらいながら、オリジナル作品作りにチャレンジできます。
作った作品は2カ月ほどで自宅に送ってもらえるので、旅の思い出を振り返ることができる、オススメの体験です。
長瀞駅から徒歩で行ける!手ぶらで楽しめる陶芸体験
一隅舎は秩父鉄道「長瀞駅」より徒歩5分ほど、寳登山神社の表参道にあります。駅から向かって行くと、右手に見えてくる看板が目印です。
看板が見えたら階段を登って、小高い丘にあるのが一隅舎です。
中に入ると広々としたスペースで、最大60人ほどの団体でも体験ができるそうです。作業に使う道具はもちろん、机やイスや荷物を入れるかごが整えて並んでいるのが印象的です。
どんな作品を作る?選べる体験は「手びねり」と「電動ろくろ」と「絵付け」
どんな作品を作りたいかで体験内容がかわってきます。「手びねり」では手動で回す「ろくろ」を使い、ひも状に伸ばした粘土を積み上げながら作品を作っていきます。肉厚でどっしりとした作品や、置物や味のある作品をじっくり時間をかけて作るのにも向いています。(税込3,850円〜)
はんこの様な道具を使って、作品に跡をつけることもできますよ。絵が得意な人には素焼きの器に陶器用の絵具やクレヨンで描いていく「絵付け体験」もオススメです。(税込2,000円〜)
なめらかな曲線や整った形の作品を作りたい方には電動ろくろがオススメです。器全体の横方向にうっすらと線が入るのが特徴です。
電動ろくろは5台限定なので、気になる方は事前予約をしておくと安心です。(税込4,200円〜)
体験コースが決まったら、どんなものを作るのか紙に鉛筆を使って描いていきます。カップ、湯飲み、お茶碗、小鉢、お皿など、さまざま種類の陶芸作品にチャレンジができます。
「大きさはどれくらい? 」「器の深さはどれくらい? 」と、工房の中の作品見本を参考に、自分の作りたい作品のイメージを固めていきます。
作りたい作品が決まったら、陶芸体験スタートです! 電動ろくろ体験はエプロンとサンダルを貸し出してくれます。お洋服を汚れにくくする配慮が嬉しいですね。
褒め上手な先生が丁寧に教えてくれる!初めてでも楽しく陶芸体験
粘土を手にとって、電動ろくろの真ん中へドンっと置くところから作業はスタート。ろくろは自動で回るので、粘土を中心にセットするのがとっても大事なんです。
水をかけながら、粘土を少しずつ馴染ませていきます。水をかけているだけなのに、「上手にかけられてますよー」と褒めてくれたり、とにかく褒めて伸ばしてくれる先生です♪
作業を分かりやすくするために、絵を描いて説明してくれる場面も。ユーモアを交えながら、とても丁寧に教えてくれます。
どんどん形が変わる!陶芸の難しさとおもしろさにハマる!
ろくろを挽きやすくするために、一度高く伸ばしてからまた縮める作業を何回か繰り返します。ろくろが高速で回るので、脇をしっかり閉めて手がグラつかない様にしながら伸ばして縮めて…粘土にうまく力が伝わると、すぐに形を変えていくのがおもしろい!
土の準備運動ができたら次の段階へ。粘土に窪みを作り、少しずつ広げていきましょう。最初は先生と一緒に、ちょっとずつコツをつかんでいきます。
指の腹で押しながら、少しずつ少しずつ。手がグラつくと、粘土も一緒にグラグラ動いてしまうので、集中力が必要です。
やり直しもできる!やり直せるからこそ、完成を決めるのが難しい!
窪みを広げて、徐々に器の形にしていきますよ。「にゃー」と猫の手のように指を柔らかく曲げて器に添わせたり、粘土を上に上に持ち上げる様なイメージで。力を入れすぎたり、中心がズレると器が一瞬でグニャっと変形してしまいます。
変な形になってしまっても、やり直しができるのが陶芸の嬉しいところ。先生がささっと修正してくれるので、失敗してしまっても安心です。修正が効くからこそ、どこまでいったら完成とするのかが難しい! 焼き上げると15%ほど小さくなるそうで、イメージする作品より大きめに作るのもポイントです。
納得いくところまで作業を繰り返して、形を整える作業にうつっていきます。ヘラを使って器の周りを整えたり、水に浸した鹿の皮を使って器の口を滑らかにしたり、これが最後の作業です!
台座から外した器を、そーっと持ち上げて完成台にうつして…
完成しましたー! 練習のために2つ作った作品を両方焼き上げることもできるし、うまくできた方を選ぶこともできます。サイズ違いの2つを焼き上げるのもいいですね。
どの色に焼き上げる? 完成を想像するのが楽しい!
焼き上げる色は常時8色ほどから選べます。ツヤのあるタイプとマットなタイプ、ほんのり桃色や緑色の白っぽいものや緑・茶・紺・黒など見本を見ながらじっくり決められます。どの色も素敵なので、「やっぱりこっち? 」「でもこっちかな? 」と悩むのも楽しいです。
仕上げに高台をつけるか平に仕上げるかを決めて、裏に簡単な文字を入れることもできます。体験した日付や名前の一文字を入れることが多いそうです。
出来上がった作品は、乾いてから底を整える作業をしてもらい、その後2週間ほど乾かしてから、約800度で8時間ほど焼いて素焼きにしていきます。釉薬をかけて、約1,230度で16時間ほど本焼きにします。
体験から約2ヶ月ほどで自宅に送ってもらえます。手元に届くのが楽しみです!
お店の人
陶芸体験工房「一隅舎」 右:平沼 土史彦さん 左:平沼 秀祐さん
親子で陶芸家の平沼さん。お客様に楽しんでもらえる様に工夫をしながら試行錯誤をしていくうちに、今のスタイルができていったそうです。静かに冗談をいう土史彦さんと、穏やかに笑う秀祐さんが印象的です!
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陶芸中に時折登場する「にゃー」のポーズをしていただきました笑!旅の思い出作りに、陶芸体験工房 一隅舎で、自分だけの作品を作ってみてはいかがでしょうか?
店舗情報
店舗・スポット名 | 陶芸体験工房 一隅舎 |
ジャンル | 陶芸体験 |
所在地 | 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞726 (GoogleMapで見る) |
営業時間・定休日 | 10:00~17:00 最終受付 16:00 火曜日・水曜日(祝日、7月20日~8月31日は休まず営業) |
電話番号 | 0494-66-0077(予約優先、当日予約可能) |
公式Webサイト | https://www.ichigusha.com/ |
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