明治23年創業、老舗製氷店の手がける絶品かき氷を味わう「阿左美冷蔵」
「阿左美冷蔵」は天然氷のかき氷が食べられる甘味処です。明治23年創業の天然氷を製氷している蔵元が営んでいます。かき氷にかけるシロップやあんは季節に応じて手作りしていて、夏に限らず冬場も多くの観光客が訪れる長瀞を代表する人気のお店です。
入り口から楽しい、旅の思い出づくりのおもてなしが嬉しい!
阿左美冷蔵 金崎本店は秩父鉄道「上長瀞駅」から徒歩3分ほど、国道140号線沿いの場所にあります。入り口では赤・白・紺の「天然氷 阿左美冷蔵」の旗が風でパタパタとはためいています。
お店に入っていくと、かき氷の顔出しパネルが。「お客さまの旅の記念になれば」と店主が大工さんと一緒に作ったのだとか。しかもこのパネル、毎年味を変えているそうで昨年は抹茶のグリーン、一昨年は乙女のいちごミルクのピンクでした。次はどんな味になるのか、毎年楽しみにしているファンもいるようです。
自撮りスタンドも置いてあるのが嬉しいところ。
さらに進んでいくと、いくつか建物が。手前左側が新館、その奥が今日の目的地の本館です。
古民家を改修した店内でゆっくりとくつろげる
本館の入り口には、珍しい形の看板が掲げられています。のこぎりを再利用して看板にしているそうです。
席はテラス席も含めると100席以上。広々としたお店には様々なオブジェが飾られていて、あちこち見て回りたくなりますね。
お茶はセルフ式。大きな茶釜から竹の柄杓ですくって湯呑みに注ぎます。古民家を改修したお店に茶釜がよく馴染んでいて、とても風情があります。
ふわふわで大きなかき氷を自家製シロップとトッピングで楽しむ
阿左美冷蔵の定番かき氷「あさみの氷みつ いちごシロップ添え 練乳つき」(税込1,200円)にトッピングに白玉(5粒=税込200円)をつけました。運ばれてきた真っ白ふわふわのかき氷の大きさにびっくり!高さは20センチ以上ありそうです。お口直しの小さな梅干しもちょこんと添えられています。
大きなかき氷の中心を目掛けて、特製いちごシロップを注ぐと、ふわっといちごの香りが広がって、赤くにじんだ柔らかい氷がゆっくりとくぼんでいきます。シロップを少しずつかけながら食べ進めていくのが、崩れにくくするポイント。
そっと氷をスプーンですくって口の中に運ぶと、冷たい氷が一瞬で溶けて、いちごの爽やかな甘味が口いっぱいに広がります。途中で練乳をかけたり氷みつを足したり、食べ進んでも頭が痛くならないのが天然氷のかき氷の嬉しいところ。
「蔵元秘伝みつ 極みスペシャル あずき粒あん&抹茶あん&白あん付き」(税込1,500円)は、和三盆を使った一番人気のシロップと3種類のあんがセットになったもの。秘伝みつは淡い黄金色で優しい甘さが楽しめます。
柔らかいあんと一緒にトッピングの白玉を乗せて食べるのもおすすめです。口の中でスッと溶けてなくなるかき氷と、とろとろの甘いあんのコントラストが美味しさを引き出しています。
季節によって変わる旬のシロップでかき氷の季節感を楽しむ
こちらはこの時期限定「マロンミルクと塩キャラメル」(税込1,300円)。季節に応じて旬の素材を生かしたシロップが登場するので、一年を通してファンが通うのも納得です。
冬はゆっくりと味わって食べられるように、薄く柔らかく削った氷にとろっとしたシロップを。夏は清涼感を感じるように氷はやや硬めに削って、サッと食べられるようにさらっとしたシロップを用意しています。氷やシロップの温度も、その季節に応じて調整しているそうです。
スタッフ手作りのオリジナルグッズも要チェック
帰り際にはグッズ売り場にも立ち寄ってみてください。てぬぐいやスタッフが手作りしているオリジナルグッズが数多く並んでいます。タイミングによっては手染めのTシャツも並ぶこともあるそうで、絞り染めなどひとつひとつ違ったデザインで人気アイテムだそうです。
ガチャガチャ(1回500円)にはオリジナルてぬぐいが入っているので、お土産にもよさそう。旅の記念にいかがでしょうか。
お店の人
阿左美冷蔵 6代目 阿左美幸成さん
「店頭のかき氷の顔出しパネルは、父と弟との食事中の会話から生まれたアイデアだったんだよね」と笑いながらお話しする幸成さん。人間味のあるお店作りを今後も続けたい、と物腰柔らかく終始笑顔でお話される姿が印象的でした。
***
店内のたくさんのオブジェは幸成さんのお父さんにあたる5代目の哲男さんが、趣味で作っているものだそうです。哲男さんは現在は新館を切り盛りしている傍ら作品を作っており、いつの間にか店内に作品が増えていてスタッフも驚かされるとか。
時期によって置くものや場所を変えているそうなので、そちらも注目です。
店舗情報
店舗・スポット名 | 阿左美冷蔵 金崎本館 |
ジャンル | かき氷・甘味 |
所在地 | 埼玉県秩父郡皆野町金崎27-1 (GoogleMapで見る) |
営業時間・定休日 | 本館=10:00~16:30、毎週木曜日定休 新館=10:00〜12:00・13:00〜16:00、毎週水曜日・木曜日定休 |
電話番号 | 0494-62-1119 |
公式Webサイト | http://asamireizou.blog.jp/ |
SNS |