• サムネイル画像
  • サムネイル画像
  • サムネイル画像
  • サムネイル画像
  • サムネイル画像

秩父のカエデから採取した樹液を存分に味わう「MAPLE BASE(メープルベース)」

「MAPLE BASE」はメープルシロップの製造を行う、日本初のシュガーハウスです。シュガーハウスに併設されたカフェでは、秩父産メープルシロップを味わえるメニューやお土産を販売しています。

広大な公園「秩父ミューズパーク」にあるシュガーハウス

「MAPLE BASE」は広い敷地をもつ公園「秩父ミューズパーク」内のスカイロード沿いにあります。西武秩父駅からは車で13分ほど。
西武秩父駅や秩父駅から行く場合は、秩父ミューズパーク循環バス「ぐるりん号」を使って行くのもおすすめです。

メープルベースでは、秩父の森に自生するカエデの木から樹液を採取し、メープルシロップを作っています。秩父には、日本にあるカエデ全28種類のうち20種類が自生しているそうで、お店の前にもいくつかのカエデが植えられています。

店内に入ると大きな黒板が目に飛び込んできます。この黒板にはおすすめのメニューのほか、カエデについてやメープルシロップの作り方、森を護る取り組みなどについても紹介されています。

奥に進むとカウンターがあります。メープルシロップを使ったメニューはパンケーキだけではなく、ドリンクメニューも数多くあるのでいろいろ味わってみたくなりますね。スイーツメニューだけでなく、ホットドックなどの軽食メニューがあるのも嬉しいです。

広々としたログハウスで、ゆったりした時間を楽しむ

もともと、こちらのログハウスはゴルフ練習場に併設されていて、ロッカーや更衣室などとして使われていたそうです。店主の井原さんが使われていないログハウスに出会い、さまざまな人の手を借りてシュガーハウスへと改装したそうです。

ログハウス本来の飴色の空間と、白く塗り替えた空間と、その日の雰囲気でどのスペースで過ごすか決めるのもいいですね。

テラス席はペットと一緒に過ごすのもOK。壁にはリードをつなぐカラビナが取り付けられていたり、お店のロゴが刻印されたペット用のお皿も用意されていて、ペット連れにも嬉しい配慮がなされています。

樹液やメープルシロップで、存分に秩父のカエデを味わう

まずはイチ押しのオリジナルパンケーキ。メープルシロップの味を楽しむために開発したレシピだそうです。店主の井原さんが目指したのは、SNSなどでよく見かけるふわふわでクリームたっぷりのパンケーキではなく、アメリカ・カナダで出会った「メープルシロップを食べてもらうパンケーキ」だったそうです。

市販のカナダ産メープルシロップと、秩父産の特製メープルシロップ、食べ比べをするのがおすすめです。(3枚800円/+秩父産メープルシロップ700円(税込))

シロップなんてどちらも一緒…じゃ、ないんです!カナダ産のメープルシロップに比べ、秩父産のものは黒蜜のような、こっくりとした味わいで美味しいです。「和メープル」とも呼んでいる理由が分かります。
甘さ控えめのパンケーキとシロップの組み合わせは抜群です。

メープルドッグ(税込700円)は、ジューシーなソーセージの下に、メープルシロップで炒めた甘い玉ねぎが敷き詰められています。添えられているピクルスにも、メープルシロップが使われているそうです。
メープルがほんのり香る甘い玉ねぎと塩気のあるソーセージの組み合わせ、さらにピクルスの酸味が加わってたまりません。(現在はメープルパンプキンポタージュがついています)

樹液紅茶(税込600円)、メープルラテ(税込500円)はカエデの樹液を使ったドリンク。ほんのりメープルの香りと甘さを感じる、優しい味わいです。
シロップだけでなく、メープルベースならではのドリンクもあります。秘蜜ドリンク(税込550円)は、蜂にリンゴジュースを与えてできた「第三の蜜(秘蜜)」を使ったドリンクです。

日本初のシュガーハウスで生まれる、手間を惜しまずていねいに作るメープルシロップ

お店の奥には、本場カナダから導入したメープルシロップ製造機を設置した加工場があります。毎年、一番寒い1月から2月半ばころまでに秩父の森でカエデの樹液を採取しています。

カエデの木は地中から吸い上げた水分を木の中ででんぷん質・糖分に変えることで、春の芽吹きの準備をするとか。気温は明け方はマイナス10度くらい、昼には10度近くまで上がり、この温度差が甘さを作っていくそうです。

2月中旬頃に、2回ほど、ポリタンク150個分=約3トンの樹液をすべて手作業で運搬します。3日ほどかけて濾過(ろか)をしてから煮詰めて、さらに濾過をしたものを瓶に詰めていきます。

薪をくべて、焦げ付かないように温度を調節しながら1/50まで煮詰めるそうです。メープルシロップって、とてもとても手間のかかったものなんですね…先人の知恵を借りて、こうした美味しいものを楽しめることに改めて気づかされました。

お店の人

株式会社TAP&SAP 代表取締役 井原 愛子さん

株式会社TAP&SAP 代表取締役 井原 愛子さん

井原さんは、以前は外資系企業で勤めていましたが、「メープルの仕事がしたい」と会社を辞め、カナダに渡って本場のメープルシロップを学んだそうです。森に関わる人や、メープルシロップを使ったお土産品を作るお菓子屋さんなど、さまざまな方と連携しながら秩父のメープルの価値を高めていらっしゃいます。

MESSAGE

お店の人からのメッセージ

MAPLE BASEは、秩父ミューズパークの中にあるので、春夏秋冬を通してお散歩するだけでも季節の色を感じてもらえると思います。特に当店に隣接しているスカイロードは、銀杏並木が色づく頃がおすすめですね。
メニューの一押しはもちろんパンケーキですが、お食事系のメニューも美味しいと思います。樹液で作ったスープやポタージュをお出しすることもありますし、今後はメキシカン系のお料理にも挑戦する予定です。

***

お店のお土産コーナーには、秩父産のメープルシロップ、秘蜜、キハダやカエデを使ったドリンクなども販売しています。MAPLE BASEに立ち寄ってのんびり過ごし、お土産を購入して旅の思い出と一緒に持ち帰ってはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗・スポット名MAPLE BASE
ジャンルシュガーハウス・カフェ
所在地秩父郡小鹿野町長留1129-1
GoogleMapで見る
営業時間・定休日10:00~16:00(L.O.15:30)
定休日:水曜日
電話番号0494-26-6150
公式ホームページhttps://tapandsap.jp/
SNSFacebook
Instagram

秩父リゾートがおくる、
旅がもっと面白くなる情報メディア

秩父の全部リゾート化計画!

この記事は、秩父リゾートグループが、秩父のさまざまな魅力的な場所を取り上げ、秩父の全部をまるごとリゾートにしたい!という想いで発信している観光メディアです。SNSでも様々な発信をしているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

  • 最新情報はSNSで!