甘い香りに包まれる、チョコレート専門店「久遠チョコレート&ドゥミセック秩父店」
皆野町にある「久遠チョコレート&ドゥミセック秩父店」は、彩り豊かなチョコレートや焼き菓子、ドリンクメニューなどが楽しめるチョコレート専門店です。店内にはイートインスペースもあり、ギフト選びにも、ひと息つきたいときにもオススメのお店です。
運営しているのは、皆野町にある医療法人 彩清会 清水病院。障がいのある方を含め、年齢や背景もさまざまなスタッフたちが、それぞれの得意なことを活かしながら、お店づくりをしています。
レンガ造りのお店。扉の向こうに広がる、チョコレートの世界

お店は秩父鉄道「皆野駅」から歩いて約9分、レンガ造りのかわいらしい建物です。扉を開けると、ふわりと甘いチョコレートの香りが店内いっぱいに広がります。

カラフルなチョコレートや焼き菓子、可愛いギフトボックスがずらりと並び、まるでおもちゃ箱をのぞいているようなワクワク感に包まれます。

店内の中ほどにはキッチンスペースがあります。窓越しにスタッフがナッツやドライフルーツを刻んだり、チョコレートをコーティングする様子が見られることも。丁寧なお菓子作りが直近に感じられるのも、このお店ならではの楽しみです。
選ぶ楽しさと、会話から見つける“ぴったりのひとつ”


店内で目を引くのは、ずらりと並んだ厚さ1センチ弱の板状のチョコレート「テリーヌ」(税込303円)。刻んだドライフルーツやナッツなどをぎっしり詰め込んだシリーズで、ベースとなるチョコレートもミルクやビター、ホワイト、抹茶、ベリーなどさまざま。
なかには「コーン入り」といったユニークなフレーバーもあり、久遠チョコレート全体ではおよそ170種類が展開されています。秩父店では、その中から30種類ほどを常時取りそろえています。

丸めたテリーヌの周りにさらにチョコやナッツをコーティングした一口サイズの「ロッシェ」(5個入=税込486円)、いろんな味を試したい人にもオススメです。詰め合わせタイプも用意されていて、ちょっとした贈り物にもぴったりです。


そのほかにも、イチゴ・マンゴー・トマトなどのドライフルーツにチョコをかけた「フルーツミニ」(税込486円)、チョコと焼き菓子の両方を楽しめる、フィナンシェにチョコをかけた「クオンシェ」(税込324円〜)など、バリエーション豊かな商品が並びます。


どれにしようか迷ったときには、スタッフの方にやさしく対応してもらえます。「どんなときに食べたいか」「どんな人に贈るのか」「普段はコーヒー派?紅茶派?」など、会話を通じて好みに合いそうな一品を一緒に探してくれます。お客さまから伺った「このチョコは〇〇に合ったよ」という声が、次のお客さまへのおすすめのヒントになることもあるそうです。
チョコレートでホッとひと息、甘い香りの中でひと休み

お店の奥には12席のイートインスペースがあり、お買い物や観光の合間にほっと一息つけます。Wi-Fiや電源も用意されているので、つい長居したくなってしまいますね。

チョコレートドリンク「ショコラショー」は、ホットとアイスの2種類(ホット=税込465円、アイス=税込443円)。使用するチョコレートの品種やカカオ分は日替わりで、香りや甘さの違いを楽しむリピーターも多いそうです。

アイスクリームショコラショーには、特濃ミルク・焦がしキャラメル・レアチョコレート・果肉いちごミルクの中から好きなアイスのトッピングができます(税込486円)。仕上げにふわりとかかるクーベルチュールチョコレートは口の中で徐々に溶けて、チョコの余韻を深く長く味わえます。
選ぶ・つける・味わう、3度楽しいアイス体験

特に人気なのが「至高のアイス」(税込389円)。アイスバーを温かいチョコレートソースにディップして、自分で仕上げるメニューです。


大きなスコップのような受け皿ですくってくれるチョコソースの中で、アイスバーをくるりと一回転。ツヤツヤのチョコソースの表面が、徐々に冷えてマットな風合いになったら、食べ頃のサインです。

固まったチョコレートは、しっかりと厚みがあります。「自分でつくったアイス」ならではの特別感があり、食べ応えも気持ちも満足感たっぷりです。

アイスバー(ミルク・抹茶・ストロベリー・マンゴー)とチョコレートソース(ミルク・ホワイト・季節限定で冬春=ストロベリー、夏秋=レモン)を自由に組み合わせられるので、選ぶ楽しさも。「この組み合わせが好き」「こっちが映えるかも」と、考えながら選ぶのも楽しいです。
ストロベリーアイスにホワイトチョコを合わせるなど、かわいらしい見た目の組み合わせもあれば、抹茶とミルクチョコなどの落ち着いた組み合わせを選ぶ人も、お好みで楽しんでみてください。
お店の人
スタッフの皆さん
お店では年齢や経歴もさまざまなスタッフたちが、それぞれの得意なことを活かしながら働いています。製造や包装、接客など丁寧に楽しそうに分担している姿が印象的でした。
温かな空気の中、それぞれが「自分らしい関わり方」でチョコレートと向き合っているように感じられます。さまざまな個性が自然に溶け合いながら、日々のお店づくりを支えているのが伝わってきました。
イートインスペースの壁に目を向けると、カカオ豆が実をつけ、収穫され、加工を経てチョコレートになっていくまでの過程が描かれていました。チョコレートを味わいながら、カカオ豆からチョコレートができあがるまでの背景に思いをはせてみるのも、このお店で過ごす時間の楽しみのひとつかもしれません。
皆野町の「久遠チョコレート&ドゥミセック秩父店」。ギフト選びや旅の合間の休憩に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
























