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ふわふわ食感が織りなす意外なおいしさ。進化系かき氷専門店「CAFE gentille(ジャンティーユ)」

「CAFE gentille(ジャンティーユ)」はかき氷の専門店。“ふわふわ食感”でおいしいのはもちろんのこと、1杯で何度も驚かされるユニークなかき氷を提供しています。

長瀞駅からすぐ。白い建物の黒板メニューが目印

ジャンティーユは秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩3分ほどの場所にあります。駅のホームからも見える、白い建物の1階です。

入り口の大きな黒板には、本日のメニューが並んでいます。写真とともに、シロップやクリーム、トッピングなどの説明が細かく書き込まれていることに驚き。もはや「かき氷=氷の上にシロップをかけるだけ」という常識が覆されます。

お店の前でメニュー表とにらめっこをしながら、どれを選ぼうかとっても迷います…お店の前で迷ってしまいそうな人は、事前にInstagramをチェックしてみてください。お店のInstagramのストーリーでは、毎日のメニュー表を更新しているそうです。新作が出る度にメニューが投稿されるので、楽しみにしているファンも多いです。

ひとりでも気軽に立ち寄れる、13席の店内に詰まった個性とこだわり

カウンターとテーブル、合わせて13席ほど。座席数が限られているので、最大でも4人までの来店をお願いしているそうです。かき氷を目的に1人で訪れるお客様も多いのだとか。

店内の飾り棚や壁や天井など、ところどころにインダストリアルなオブジェが配置されています。よく見るとホイッパーや計量器などのキッチンアイテムを使ったライトや、巨大な木のカトラリーなど…オブジェは店主の友人が手がけたものだそうで、お店の独特な雰囲気を演出しています。

皆野町出身のご夫婦。こだわりのカフェから、かき氷専門店へ

ジャンティーユを営むのは、皆野町出身の富田雅人さんと理絵さんご夫婦。2015年にカフェとしてオープンしました。お店の開業にあたっては、できるだけ自分たちの手で作りたいという思いから、家族や親戚にも手伝ってもらいながら店内の塗装なども行ったそうです。

当初はランチや、バー営業をしていましたが、長瀞の名物にもなっているかき氷目的の観光客を中心に「このお店はかき氷は食べられますか?」という声が多く寄せられるように。コロナ禍の休業期間を機に、2021年からかき氷をメインとしたお店へ転身。「ただのかき氷ではなく、長瀞にはない新しいスタイルを」と、都内のかき氷店の講習会などにも参加しながらオリジナルメニューを作り上げていったそうです。

食べ進めるごとに、味わいが変わるかき氷

ジャンティーユのかき氷は、一口目から最後まで驚きが続きます…!1杯の中に何種類もの味の層があり、食べ進めるたびに違う味わいを楽しめるようになっているのが特徴です。

「苺マスカルポーネ」(税込1,550円)は、ふんわり軽やかなマスカルポーネチーズのエスプーマがたっぷりのった一杯です。トップにはココアパウダーがかかっていて、ほんのりビターな風味がアクセントに。やさしい甘さのミルク氷と、いちごのシロップ、ふわふわのエスプーマが一体と口の中に広がります。

いちごの果肉は上にトッピングされているだけでなく、中にもカットされた果肉がたっぷりと隠れています。クリームの軽さとジューシーないちご、いちごシロップとミルク氷のやわらかな口どけ、甘酸っぱいいちご…と何層にもおいしさが重なり合い、最後の一口まで飽きずに楽しめる贅沢な1杯です。

「安納芋とブルーチーズ」(税込1,600円)は、モンブランのように絞られた安納芋クリームが目を引きます。安納芋クリームは無加糖で、安納芋そのものの自然な優しい甘さ。なんといっても、意外性のあるブルーチーズのシロップには「ゴルゴンゾーラドルチェ」というクセが強すぎないタイプのものを使っているそうです。しっかりとブルーチーズの香りはありつつも、食べやすい。しかも安納芋のクリームにもよく合うんです…!

中からはメロゴールドの果肉も現れ、食感と風味に爽やかなアクセントを加えています。ここにアプリコットとラズベリーのシロップが加わることで、甘さと酸味のバランスが絶妙に整い、こちらも最初から最後まで、少しずつ異なる味わいを楽しむことができます。

サラダやお惣菜がかき氷に…?進化するかき氷の世界

ジャンティーユでは定番の「フルーツ系かき氷」だけでなく、遊び心あふれる「お食事系かき氷」も存在します。サラダや秩父名物の「みそポテト」、チリコンカン、担々麺風のかき氷など、一見驚くような組み合わせのものも提供されています。

「ミモザサラダ」(税込1,450円)は、ごくたまにしか登場しないのですが、ファンがしっかりとついている一杯です。レタスサラダの上にシーザーサラダドレッシング、その上にふわっと乗ったクラッシュたまごがミモザのようで華やか。お皿には削られたグラナ・パダーノチーズが雪のようにかかり、かき氷の延長で雪が散っているような美しさです。

溶けないうちに氷とレタスを口に運ぶと、最初に驚かされるのがカレー風味のじゃが芋ソース。「えっ?ここでカレー?」と思うのですが、スプーンを進めるとその絶妙な組み合わせに納得感が続きます。

中にはクリーミーなアボカドソースが隠れていて、口に入れるとやさしい味わい。さらに、コールスローサラダが出てきたり、メロゴールドの果肉が爽やかに香ったり、食べ進めるごとに味の層が変化してどうなっていくのか、とワクワクしてしまうほど。

添えられた海老マヨフリットは、途中で食べるとサラダの満足感をさらに引き立ててくれます。レタスのシャキシャキ感と、ほんのりミルク味のふわふわ氷のバランスも秀逸。「これ、かき氷である必要ある…?」と感じながら食べ始めて、気づけば「これは、かき氷でなければならない料理!」と思わせてくれる、そんな一杯です。

お店の人

CAFE gentille 富田雅人さん・理恵さん

CAFE gentille 富田雅人さん・理恵さん

かき氷を食べていると「どうですか?苦手な食材は入っていませんでしたか?」とやさしく声をかけてくれることもあり、おふたりの穏やかで気さくな人柄と、かき氷への真摯な向き合い方がにじみ出ているように感じました。
メニューはちょっと意外性のあるものが多め。「え?それって合うの?」と驚くような素材を、じっくり試作しながら仕上げていくそうです。雅人さん自身、実はブルーチーズがあまり得意ではないのだとか。だからこそ、自分でも「おいしい」と思えるバランスが見つかったときには、時々メニューに加えているそうです。最初の一口のインパクトではなく、1杯を食べ終わったときの満足感を研究している姿が素敵です。

MESSAGE

お店の人からのメッセージ

長瀞といえば、ラフティングやキャンプのイメージが強いですが、ものづくり系のアクティビティもおすすめです。陶芸やガラス細工の体験などもありますね。秩父三社と呼ばれる神社のうち、寳登山神社が長瀞にはあります。三峯神社までは、以前ロープウェイがあった駅から歩いて登ったこともありますが、なかなかの道のりでしたね(笑)

当店では、1杯のかき氷の中で異なる食感や風味を感じられる構成になっています。1口目のガツンとインパクトのある味に頼るのではなく、甘さを抑えながら最後まで飽きずに食べられるように考えて、時期によってさまざまなものを提供しています。特に秋から春にかけてのかき氷は特におすすめですよ。この時期は湿気が少なく、氷の状態がとても良くて、一層おいしく楽しめます。毎回同じメニューがあるわけではなく、その時期のものを味わえるので、何度でも足を運んでもらえたら嬉しいですね。

「CAFE gentille」では、1杯にこだわりが詰まったかき氷を楽しめます。氷も一度常温に戻してから削ることで、ふわっとした口溶けの良さを引き出しているそうです。

季節限定のものや、ハロウィン・クリスマスなどのイベントメニュー、お食事系かき氷など、ラインナップはさまざま。中には1人で2〜3杯食べていくかき氷ファンもいるのだとか。長瀞を訪れた際には、ぜひこの“進化系かき氷”を味わいに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

店舗情報

店舗・スポット名CAFE gentille(ジャンティーユ)
ジャンルかき氷専門店
所在地埼玉県長瀞町長瀞527-2
GoogleMapで見る
営業時間・定休日12:00〜17:00(ラストオーダー:16:30)
定休日:火曜日(臨時休業あり、Instagramでご確認ください)
公式SNSInstagram

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