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走る電車を眺めながら、季節のフルーツパフェを味わう「Cafe fu.ru.ru(フルル)」

「Cafe fu.ru.ru(フルル)」は、上長瀞駅からすぐ、線路沿いに立つ一軒家のカフェです。看板メニューは、旬のフルーツを主役にした季節のパフェ。テラス席の目の前には秩父鉄道の線路が伸び、電車を眺めながらランチやスイーツが楽しめます。春から初冬の土日祝日を中心に、走るSLに出合えるお店です。

桃のパフェと窓辺のFURURUの文字

電車を眺める、心地よい一軒家カフェ

Cafe fu.ru.ruの外観とパフェのオブジェ

秩父鉄道の上長瀞駅から歩いて2分ほど。国道140号線沿いに、白い壁のかわいらしい一軒家が見えてきます。お店の前で出迎えてくれるのは、フルーツパフェのかたちをしたカラフルなオブジェ。かわいいと評判で、記念に一枚撮っていく人も多いそうです。

入口を彩るオレンジ色のバラ
庭に咲く赤いバラ

入口のまわりは季節の花で彩られ、5〜6月ごろにはバラが咲きそろいます。草花を眺めながら、扉へと進みます。

木のテーブルが並ぶCafe fu.ru.ruの店内

店内に入ると、木のぬくもりを感じる明るい空間が広がります。大きな窓から光がたっぷり差し込んで、開放感のある心地よさです。

大きな窓に面したカウンター席
窓越しに見える秩父の山なみと線路

窓ぎわにはハイチェアのカウンター席が並びます。視線の先に広がるのは、秩父の山なみ。その手前を線路が横切り、のどかな景色が楽しめます。

線路沿いに設けられたテラス席

テラス席に出ると、すぐ目の前を電車が通り抜けていきます。ガタンゴトンと音を立てて走る車両は、カラフルなラッピングも多く、電車好きでなくても思わず見入ってしまうはず。ときには、石灰石を山盛りに積んだ貨物列車が通ることも。沿線ではおなじみの光景ですが、初めて見るとびっくりするかもしれません。

SL「パレオエクスプレス」が走る日には、通る時間に合わせて、お店の方が声をかけてくれるそう。みんなで手を振ると、乗っている人たちも笑顔で応えてくれます。

テラス席で過ごす犬たち

テラス席はワンちゃん連れもOK。散歩やドライブの途中に、愛犬と一緒にひと休みできます。風が心地よい季節には、のんびりお茶の時間を過ごすのにもぴったりです。

もちもち太麺のパスタランチと、SLにちなんだ黒いメニュー

fu.ru.ruはスイーツメニューだけでなく、ランチも本格的。太麺の生パスタが6種類そろっています。ボンゴレビアンコ、カニトマトクリーム、カルボナーラ、フレッシュトマト、ジェノベーゼ、SLパスタ。3種の前菜とスープ、ドリンクが付くパスタランチセットです(税込1,815円、カニトマトとSLは+税込110円)。

カニトマトクリームのパスタランチセット

今回選んだのは、いちばん人気の「カニトマトクリーム」。前菜やスープ、ドリンクが並ぶと、テーブルがぱっと華やぎます。前菜は日によって内容が変わるそう。ハーブをさりげなく取り入れていて、あっさりとしておいしくいただきました。

カニトマトクリームのもちもちの太麺

パスタをフォークで巻き上げて、ひと口。食べごたえのあるもちもちの太麺に、カニの旨みとトマトの酸味が合わさったクリームがしっかり絡んで、想像以上に奥行きのある味わいです。

イカスミで黒く仕上げたSLパスタ

6種類のなかでもこの立地ならではのメニューが「SLパスタ」。イカスミで真っ黒に仕上げて、SLの車体や石炭を表しています。ガーリックバターの旨みを効かせた、見た目も味も楽しくておいしい一皿です。

竹炭入りのSLアイスコーヒー

ドリンクメニューの「SLアイスコーヒー」(税込660円)は、黒いコーヒーを竹炭でさらに真っ黒にした一杯。氷にも竹炭を混ぜているので、氷も真っ黒です(笑)。コーヒーの苦味がありつつ、まろやかでコクがあり、SL好きの方にはぜひおすすめです。

思わず笑顔になる、旬のフルーツの季節パフェ

季節のパフェのメニュー

ランチのあとはお待ちかねの看板メニュー、季節のパフェです。秩父産のいちご、シャインマスカット、柿、みかんなど、旬のフルーツが主役になります(税込1,650円〜)。訪れるたびに、違う旬に出合えます。

花のように桃を並べたパフェを上から

この日いただいたのは、桃をまるまる1個使ったパフェ(税込2,200円)。上から見ると、放射状に並んだ淡いピンクの桃が、まるで一輪のお花のよう。運ばれてきた瞬間、思わず「かわいい」と声が出てしまいました。バニラアイスとホイップクリーム、てっぺんには自家栽培のミントがちょこんとのっています。

桃のパフェのグラスに重なる層

グラスの中は、美しい層になっています。香ばしいサクサクのコーンフレーク、みずみずしい桃の果肉、ふんわりとした生クリーム。底のほうには、ほんのり甘い透明なゼリーに、刻んだ桃を混ぜ込んだものが忍ばせてあります。

生クリームは、飾りのトップは形が崩れないよう硬めに、中は口どけよく柔らかめに、と使い分けているそう。桃の甘さと軽やかな口どけが重なり合い、最後の一口までおいしく食べられます。一つひとつがていねいに仕立てられた一杯です。

飲むチーズケーキ

パフェのほかに、ぜひ味わってほしいのが「飲むチーズケーキ」(税込825円)。チーズケーキを飲むとは…?と、ちょっと戸惑うかもしれませんが、ひと口で納得。チーズケーキの一切れが、そのままグラスに溶け込んだような味わいなんです。どうしても分離しやすくて、このなめらかなレシピにたどりつくまでには、ずいぶん試作を重ねたのだとか。

秩父産のいちごを合わせた「飲むストロベリーチーズケーキ」(税込990円)は、チーズのコクに、いちごの甘ずっぱさが重なる一杯。ほんのりピンクの見た目もかわいらしいです。

誰もが気軽に立ち寄れる「居場所」を

窓辺に置かれたFURURUの文字飾り

実は、fu.ru.ruのオーナー・野口さんの本業は、カフェではありません。長瀞で約30年、「セラヴィ」という屋号でウェディングのプロデュースや着物レンタルを手がけてきました。カフェとは畑違いにも思えますが、お店を開いたのには、長年あたためてきた思いがありました。結婚式を手伝ったお客さんやそのご家族が、用事がなくても気軽に立ち寄って、ゆっくりお茶を飲みながら話せる場所をつくりたい。その思いが形になったのがfu.ru.ruです。

お店の人

Cafe fu.ru.ru/株式会社セラヴィ 代表取締役 野口多恵子さん

Cafe fu.ru.ru/株式会社セラヴィ 代表取締役 野口多恵子さん

ウェディングのほかにも、七五三や成人式など、記念日の支度に寄り添ってきた野口さん。カフェを始めた今でも「着物で歩きたくなる町になれば」と、駅までお客さんを迎えに行き、着付けをして宝登山神社などへ送り届けることもあるそうです。常連さんにも、はじめて訪れた人にも分けへだてがありません。野口さんの人柄が、fu.ru.ruを多くの人の居心地のいい場所にしているのだと思います。

MESSAGE

お店の人からのメッセージ

自分が結婚式などで関わったお客様にゆっくり過ごしていただけるようにこの場所をつくりたい一心で始めたので、お店を建てたときにはメニューを決めていなくて(笑)。どうするか悩んでいるときに思い出したのが、あまりにおいしくて韓国旅行中に2日続けて行った、軽やかなパフェでした。記憶を頼りに、試行錯誤して今のかたちに落ち着きました。

フルーツには、とことんこだわっています。桃やシャインマスカットは、山梨の農家さんたちとのつながりから、いちばん食べごろのものを届けてもらっています。秩父のいちごは、自分で農家さんを食べ歩いて、土の上で育てている「あまりん」に絞りました。ランチの後でも、クリームを軽くしていますし、ペロリと皆さん食べて行かれます。季節ごとに旬のフルーツが変わるので、いつ来ても新しいおいしさに出合えますよ。

テラスから電車やSLを眺められるのも、当店の自慢です。着物の着付けもしていますので、長瀞をおさんぽするなら、そんな過ごし方もぜひ。まずはお茶をしに、気軽に立ち寄ってください。川も山もいい温泉もあって、本当にいいところです。ぜひ長瀞町や秩父を楽しんでいってくださいね。

*  *  *

取材の間、野口さんの気さくで温かい人柄が、そのままお店の空気になっているのを感じました。走る電車を眺めながら、季節のフルーツパフェをゆっくりと。そんなひとときを過ごしに、旅の途中に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

スポット情報

スポット名Cafe fu.ru.ru(フルル)
ジャンルカフェ
所在地埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1550-1
GoogleMapで見る
営業時間10:30〜16:30(ランチ 11:00〜14:30/L.O. 16:00)
定休日不定休(Instagramにて告知)
電話番号080-9415-7785
公式SNSInstagram

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