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これぞ定番!人気の「ちちぶ餅」で知られる明治8年創業の老舗和洋菓子店「水戸屋本店」

旅行先で自分好みのお菓子やスイーツを見つけるのも、旅の醍醐味の一つですよね。秩父には何代にもわたって受け継がれている、老舗のお店が数多くあります。昔ながらの味を守りながら、新しいスイーツ作りにも取り組んでいるのが「水戸屋本店」です。

明治8年創業、5代続く老舗の和洋菓子店

水戸屋本店は秩父鉄道「秩父駅」から徒歩6分ほどの場所にあります。秩父神社からも近く、秩父夜祭ではメインとなる大通り沿いのお店です。

水戸屋本店は明治8年創業、和菓子店からスタートしました。現在の店主は5代目。先代からは和菓子だけでなく当時では珍しかったケーキなどの洋菓子も作り始めたそうです。

店内に入ると、瓦屋根と看板が正面にドンと構えて生菓子のショーケースを彩っています。左手は「ちちぶ餅」の特設棚、右手には焼き菓子のショーケース…1つのお店の中でお祭りの出店を眺めているようですね。

定番の「ちちぶ餅」と、和洋菓子店が手がける新定番「ちちぶ餅ロール」

まずオススメしたいのが、水戸屋本店の看板商品「ちちぶ餅」です。(2個入=税込300円、3個入=税込450円)1969年に西武線が吾野から秩父まで開通した際、「看板商品となるお土産品を作ろう」と昔からあった大福餅をアレンジして、より美味しい商品を考案したそうです。現在では西武秩父駅内の「祭の湯」や秩父地域の「道の駅」、一部のコンビニなど秩父のさまざまなお店で取り扱われています。

一見すると普通のあんこの入った大福ですが、触ってみると柔らかさにびっくり!ふわふわのお餅の中にあんこがぎっしり詰まっています。使っているお米の産地や、作る時期によってお餅の柔らかさに大きく差が出てくるため、職人さんが手の感覚で水分量を微調整しながら作っているそうです。粒あんでもこしあんでもない「つぶしあん」が、ふわふわのお餅によく合います。

ショーケースの中を覗くと「ちちぶ餅ロール」(税込300円)を発見。2017年に西武秩父駅前の「祭の湯」開業に合わせて、「何か水戸屋本店らしい新しいお土産が出来ないか」と試行錯誤の末に誕生したそうです。

小さめサイズのちちぶ餅が、ロールケーキのたっぷりのクリームの中に包まれています。意外な組み合わせのようですが、生クリームとふわふわのお餅とつぶしあんが絶妙に絡み合い、他では味わったことのない食感と味を引き出しています。生クリームも通常のロールケーキのものとは異なり、2種類のクリームを合わせてちちぶ餅に合うように作っているそうです。
(冷凍商品のため、お持ち帰りして食べる前に冷蔵庫内で4時間を目安に解凍が必要です)

カフェでのイートインも!旅の途中でケーキを頬張りながらほっと一息

水戸屋本店では、チーズケーキやプリンやロールケーキなどの定番商品をはじめ、季節のフルーツを使ったケーキなど生菓子も販売しています。

シャインマスカットのショートケーキ(税込420円)は夏から12月頃までの取り扱い。季節によってフルーツはイチゴや秩父のぶどう「ちちぶ山ルビー」などになることも。ふんわりとした甘さ控えめのスポンジ生地と生クリームで、ペロリと食べてしまいます。

お砂糖は5〜6種類の中から、スポンジケーキ、ロールケーキ、プリン、焼き菓子…と数あるお菓子に合わせて、厳選したものを使っているそうです。定番の「秩父銘仙プリン」(税込180円)は、絹織物の秩父銘仙の名前のとおり、なめらかな舌触りで口の中でとろけます。

お店の裏手にはカフェ「MITOYA HONTEN」があるので、コーヒー(税込350円)や紅茶(税込400円)と一緒にケーキを味わえます。カフェは「買継商通り(かいつぎしょうどおり」にあり、昔は織物工場の出張所などが並び、織物を扱う商人たちでにぎわっていたそうです。

店頭の井戸は現役で、ポンプを押せば地下水が湧き出てきます。昔ながらの手押しポンプで井戸水を汲む体験は、昭和レトロ時代へのちょっとしたタイムスリップのようで、ワクワクしますね。
テラス席には、存在感のあるイスとテーブルが。イスに使われている古材はお祭りで活躍していた屋台の車軸だそうです。味噌や醤油の醸造蔵に使われていた古材も活用して、秩父の街並みに合うような店づくりをしているそうです。

木の温もりを存分に感じながら美味しいお菓子を堪能できるので、旅の疲れも癒されます。そうそう、カフェスペースのどこかに、すやすやと眠っているウサギや小鳥が隠れているので、来店した際には探してみてください。

お店の人

店主 松崎 功太さん

店主 松崎 功太さん

「飽きっぽいので、同じものを作り続けるより新メニューを作るのが面白いんです」とはにかむ松崎さん。和菓子と洋菓子を組み合わせた新メニューなど、絶妙なバランス感覚が素敵です。

MESSAGE

お店の人からのメッセージ

秩父には昔の街並みがたくさん残っているので、景色を見ながら街歩きをするだけでも楽しんでいただけると思います。秩父の人たちが大切にしてきた街だからこそ、自分も大切にしていきたいと思っています。カフェの前の通りは観光客の方に人気の街歩きスポットなので、当店を偶然見つけてくれるお客様もいらっしゃいます。

定番のちちぶ餅をロールケーキに入れてみたり、クロワッサンにクリームやフルーツと一緒にはさんだこともあります。秩父の季節の食材を使ったスイーツや秩父市のゆるキャラ「ポテくまくん」の商品もありますし、アイディアが出続ける限り「ちちぶ餅」の看板を守りつつ、新しいものを作っていきたいと思っています。

***

世代を超えて受け継がれる味と、新しいスイーツへの挑戦。和菓子と洋菓子、どちらも兼ね備えた水戸屋本店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

店舗情報

店舗・スポット名水戸屋本店
ジャンル和洋菓子店
所在地秩父市本町1-22(GoogleMapで見る
営業時間・定休日9:00〜18:30
定休日:火曜日
電話番号0494-22-1237
公式サイトhttps://mitoyahonten.official.ec/
SNSInstagram

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